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りんごとかかし

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茨城県の秋は、県北に限る(大子のりんご狩りと里見のかかし祭りに行ってきた・取材日:2021/11/14)

大子のりんご狩り

茨城県北の大子町は、りんごの産地。

茨城県では、コロナが収まり、木の葉が色づき、絶好の行楽シーズンを迎えている。

茨城の秋の観光といえば、県北地域が熱い。阿武隈・八溝山地は紅葉に染まり、山登りはハイシーズンを迎える。花貫渓谷や花園渓谷では風情ある景色が楽しめ、袋田の滝や月待の滝といった名瀑も紅葉ならではの絶景が拝める。自然豊かな県北は「紅葉狩り」にうってつけである。

秋が深まり、木の葉が鮮やかに染まる。

「狩り」ができるのは紅葉ばかりではない。同じ紅でも葉っぱのように平たく薄いものではなくて、もっと丸くて実の詰まったものも狩ることができる。大子町はりんごの産地なのだ。

私は同じ県内に住んでいるのに、大子のりんご狩りをしたことがなかった。「大子の」というより、「りんご狩り」自体をしたことがない。そもそも、「りんご狩り」の存在をはっきりと認識していない。ツレから「りんご狩り行きたい!」と言われて、「そんなものがあるのか!」と思ったくらいであった。

大子町のりんご狩りシーズンは9月下旬から11月下旬で、時期によって狩るりんごの種類が違ってくる。例えば、シナノスイートだったら9月下旬~10月上旬、紅玉だったら9月下旬~11月上旬といった具合である。大子オリジナル品種、「ふじ」と「こうとく」を掛け合わせた奥久慈宝紅(おくくじほうべに)は10月中旬~下旬。(これも知らんかった)私がりんご狩りに行った11月中旬では、「ふじ」しか狩ることができなかった(黒田りんご園の場合)。(ふじは11月上旬~11月下旬)

さてはて、そんなワケだからして、大子のりんご狩りに行ってきた。昼ごろに黒田りんご園に到着すると、駐車場は車でいっぱい。

ツレが事前に電話予約しようとしたところ、「予約は必要ないですよん!」と言われたらしいが、大丈夫だろうか。と不安になったが、案外このりんご狩りの回転は早いようで、次々と狩り終えた人が帰ってくる。
賞味1時間もあれば、りんごの試食と狩りを終えることができるから、予約は必要ないようだ。

狩りを始める前に、りんご園の人から狩り方の説明をされ、りんごの試食をする。家族4人で行ったので、試食のりんごは4つ。食の細い者が2人いるから、りんご1つをまるまる残してしまった。今から狩るりんごを事前に食すのも、予備知識がついて良いかもしれんが、腹がいっぱいになって動く気が少し削がれた。

黒田りんご園。

狩場に行くと、りんごが木になっている(当然だ)。
一つの木にりんご一つではない(これも当然だ)。
いくつもの紅くて丸いものが、木にぶら下がっている。
その光景が、とてもファンシーでファンタジーで、日頃見ることがない風景だから、めっちゃ感動した。

りんごは手の届くところにはあまりなっていないから(なっていたとしても紅く熟れているのは既に取られているから)、そのへんに置いてあるはしごを自由に使ってもぎる。えっちらほっちらとはしごを登って、えいさほいさとりんごをもぎる。「あっちも、こっちも!」と眼下の司令塔から指示が出るから、その通りもぎる。ツレや子にも、もぎらせる。その際は「あっちだ、こっちだ!」と私が司令塔になる。

狩猟本能がくすぐられ、ついつい狩りに夢中になる。終いにはこんなに誰が食うのだろうか、と思うほどに袋いっぱいりんごを取る。

取った重量分の代金を支払うことになるのだが、そのことは狩っている最中も頭にあった。頭にあっても今の重量がどれくらいかまるでわからないから、やっぱりついついりんごをもぎってしまう。

会計の時に「8,●●●円です」と係りの人に告げられると予想以上の値段に驚く。自らの浅はかさが恥ずかしくなり、私は頬を紅く染めた。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

里見のかかし祭り

せっかく遠くに来たのだから、と大子でりんごを狩った後は、里見のかかし祭りに寄ることにした。

常陸太田市里見地区の里美ふれあい館で開かれている「里見のかかし祭り」は今年で34回目。
一般の人から様々な「かかし」作品が集められ、コンクールを開いている。
2021年は10月30日~11月27日まで開催中。

 

これ、好きです。
お風呂。

青天を衝け、絶賛放映中の渋沢栄一さん。逆光で隠れていますが、隣にはバカ殿様。

シャアザクらしい(赤くない)

海賊王に、俺はなる!

大河の前番組に出てますよね。ダーウィンが来た

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泣く子はいねーがー。

来年は寅年ですね。

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