アメリカ生まれのトラクター
ジョンディアの虜になる
ジョンディアは僕たちのヒーローだ!
緑色のボディに、黄色のホイール、そして、鹿のエンブレム。
大きな車体を震わせて、道路を堂々と走っている姿を見る度に、「おお!」と声を上げずにはいられない。
その姿は戦場に向かう戦車のように勇ましく、また、何かのパーティ会場に向かうリムジンのように華やかでもある。緑のボディ眺めているだけで、夢と希望が湧いてくる存在…それが「ジョン・ディア(John Deere) 」のトラクターである。
大げさな前振りはさておき、ジョンディアとはアメリカの農業機械メーカー「ディア アンド カンパニー(Deere & Company )」の創業者の名前であり、同社が展開する農機のブランド名のことである。
ジョンディアのトラクターは、緑と黄色のブラジリアンなカラーリングが特徴的で、ファッション性に優れていて存在感がある。
私は、初めてジョンディアのトラクターを見た瞬間に、まずこのカラーリングに強く惹かれた。もともと広告関係の仕事をしていたこともあってか、物を購入する時に、デザインの良さを重視する傾向がある。
トラクターを購入しようなんて思ったこともないけれど、それでももし買う機会があるとすれば、やはりデザインがカッコイイものがいい。日本のトラクターもカッコイイのだけれど、みんな乗っているし(天邪鬼…)。
そこで、ジョンディアなのである。
日本ではヤンマーがジョンディアのトラクターを輸入販売していて、店先でたまに見かけることがあるが、農家が道端を走らせている姿はほとんど見かけない。
それもそのはず、ジョンディアは高価な代物なのだから。
馬力×10万がトラクターの新品の相場と言われているが、ジョンディアのトラクターはほとんど100馬力以上。
中には300馬力のものもある。
ということは……ということである。値段の高さも、憧れの要因のひとつといえる。
また、ジョンディアのトラクターは、高価なだけあって性能もよい。大規模経営が一般的なアメリカの農業機械メーカーが作っているだけあって、力強い馬力と丈夫なエンジンを兼ね備えている。
日本のトラクターと比べると…という内容の記事を、機械オンチかつトラクターに一度や二度としか乗ったことのない私が書くのは恐れ多いので、興味を持った方は各々調べてくだされ。
何はともあれ、耕す畑すら持ってない私にとっては、ジョンディアのトラクターなんて憧れ中の憧れであり、子供にとっての特撮ヒーローのような天地がひっくり返りでもしなければ届かないであろう遠い存在である。
叶いもしない夢なんて、見ない方がいい…なんて夢のないことを言うつもりはない。
私のような落伍者だって、ジョンディアを手に入れる資格はあるし、実のところ、実際にジョンディアを持っているのだ!
身近なジョンディア
ジョンディアは、トラクターだけじゃなく、キャップやツナギなどの様々なグッズも販売している。
私が持っているのはジョンディアのツナギで、店頭で見つけた瞬間、胸がトキメキ、即購入した。
ネットでさらに調べてみると…出てくるわ出てくるわジョンディアグッズ!
ミニカーのジョンディアトラクター(これ、ほしい)、ブーツ、キーホルダー、バッグ、手袋、靴下…果ては貯金箱まで!
これらは中には高価なものもあるけれど、トラクターの価格ほどではない。
つまり、トラクターじゃなければ、誰だって、ジョンディアを手に入れることができるのだ。
なんとファンサービス旺盛なこと!
せめて、その懐の深さを見習って、わが身の寂しい懐を深くしていきたいものだ。(心もお金も)
ネットで買えるジョンディアグッズ
ジョンディアトラクターの模型(ジク (SIKU) ジョンディア 9630 トラクター AMAZONE ディスクハロー兼用耕運機付き 1/87)
1921年創業のドイツのミニチュアカーブランド「SIKU」が作ったジョンディアのミニチュアカー。欲しい。
John Deere NCAA メンズ ヴィンテージロゴキャップ
ジョンディアロゴの入った帽子。ジョンディア帽子をかぶっている人は、たま~に見かける気がする。
価格も手ごろでゲットしやすい。
ブリキ看板ジョンディア金属ヴィンテージアートポスター
ブリキでできたジョンディアの看板。アメリカンな感じが出ていてかっこいい。