【茨城】雨引・紫陽花・散歩ツアー2024【桜川市】

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雨引観音のあじさい祭りで梅雨らしさを私らしく感じてきた(2024/6/23)

雨引観音に咲く色とりどりの紫陽花

梅雨らしさを求めて。雨と紫陽花と雨引観音

年齢を重ねるごとに「らしさ」というものに風情を感じるようになった。

その季節、人、物、それぞれに「らしさ」があって、それ「らしい」と思えるのは、そこそこ生きていないと感じられない感覚だと思う。その季節、人、物に対する「経験」が、その「イメージ」となり「らしさ」につながっていく。生きてきた分だけそれらを通過してきたのだから、いろいろなモノやコトに「らしさ」が備わっていく。

2024年6月上旬、私が住む茨城県も梅雨入りをした。梅雨に入ったのだから、梅雨らしさを満喫したい。梅雨は梅雨らしく雨がたくさん降っている様がいい。田植えを終え青々とした田んぼや、新緑から濃い緑に変わった山に、しとしと、またはざあざあと雨粒が落ちて濡れている景色を「梅雨らしい」と感じ、心が和む。加えて、紫陽花なんか咲いていたらどうだ。雨と紫陽花、これ以上に梅雨の風情を感じさせるものはなかろう(湿気やカビなどは梅雨らしくあるが、風情はない)。

茨城県桜川市にある雨引観音こと雨引山楽法寺では、毎年6月10日から7月20日にかけて「あじさい祭り」が開催されている。寺の境内に色とりどりの紫陽花が咲き乱れ、風光明媚な世界が広がっていて、梅雨らしく雨など降っていれば尚のこと、その美しさはもはやこの世のものとは思えない、幽玄なものに違いない……。そんな中、傘をさして歩く。雨に濡れた紫陽花にうっとりして、傘にあたって弾ける雨粒の音を聞きながらの散歩……なんて最高だろう。名付けて「梅雨らしさを満喫する雨の中の雨引・紫陽花・散歩ツアー」だ。

そんなわけで、天気の悪い梅雨の日曜日に、家族で雨引観音に行くことにした。

「雨だったら行かないかも」

妻が「梅雨らしさを満喫する雨の中の雨引・紫陽花・散歩ツアー」の前夜にそのようなことを言い出した。

「え、なんで?」と聞くと「濡れるの嫌じゃん」と妻。

まったく、何もわかっていない。

「雨が降っていた方がいいじゃない。梅雨らしくて。雨が降っている中を傘をさして紫陽花を見て回るなんて、最高じゃない?」

「いや、全然」

まったく、本当に何もわかっていない。雨と紫陽花という梅雨らしさを感じられる最強のシチュエーションを味わえるチャンスだというのに。

さて、「梅雨らしさを満喫する雨の中の雨引・紫陽花・散歩ツアー」の当日は朝から雨が降っていた。けれど、昼ごろにほんの少しだけ雨が上がり、それから少ししてまた雨は降りだすという予報だった。

「雨が上がる昼ごろに雨引観音に行けばいい。また雨が降る前に帰ればいい」

そう言って、家族を連れ出したが、内心では雨が降る中、雨引観音を歩くつもり満々だった。

雨引観音に着くと、車でいっぱいだった。駐車場は混雑していて、待たないと入れないくらいに混雑していた。天気が悪いから、空いていると思ったのに。

皆、「梅雨らしさを満喫する雨の中の雨引・紫陽花・散歩ツアー」の参加者のようだ。誘ってもいないのに、私の妄想のツアーだったのに、こんなにも参加者がいるなんて。いや待てよ。まだ雨は降っていない。だからこれらの人々は、ただの「雨引・紫陽花・散歩ツアー」の参加者のようだ。

私たちは、境内を散歩して雨が降るまで待つことにした。雨を望んでいたのは私だけなので、正確には「私は」か。

そうして、雨引観音の境内を歩く。まずは、石段。145段の石段の横には、紫陽花が咲いていて、見事な景色だ。階段を上がると仁王門があって、さらに石段を登って本堂(観音堂)があった。あちこち歩いて、池の鯉に餌をやって、猿回しのショーを遠巻きに眺めて、紫陽花が咲く中を下りていくと、孔雀がヤギと一緒に散歩していたので、先ほど買った鳥の餌を孔雀にやった。それをヤギが横取りしようとやってきて、その勢いがすごいものだから、鳥の餌はヤギの餌となってしまった。

そうこうしているうちに、境内を一周し終わってしまい、家族が帰りたそうな顔をしていることに気付いてしまう。

「お腹空いた」

子どもがそう言うものだから、「いや、もう少し待って。雨が降ってからが雨引観音の本領発揮だから!」とは言えなかった。

かくして、雨が降る前に雨引観音をあとにした。桜川市のファミレスでご飯を食べようと車を降りたところで、雨が降ってきた。

どうやら、私もただの「雨引・紫陽花・散歩ツアー」の参加者だったようだ。このような間抜けっぷりは、いかにも私「らしい」と思った。そんな私自身に、風情を感じた。

 

雨引観音(雨引山楽法寺)のあじさい祭り

開催期間は毎年6月10日から7月20日まで。
野生品種は5品種(ヤマアジサイ、コアアジサイ、タマアジサイ・ツルアジサイ・ノリウツギ)が自生。他にもホンアジサイ・ヒメアジサイ・ウズアジサイ・シチダンカ・スミダノハナビ・ガクアジサイ・アマチャ・ハイドランジア・西洋アジサイが咲いている。お寺で命名した新品種の「雨引の聖」もある……というが、どれがどれだかわからなかった。

その数100種類。5,000株の紫陽花が栽培されている。

以上、HPより抜粋
http://www.amabiki.or.jp/annualevents/ajisai/

雨引観音の住所:茨城県桜川市本木1

雨引観音の入口

雨引観音の石段

雨引観音の仁王門

境内にはところどころに紫陽花が咲いている

雨引観音の本堂(観音堂)

いたるところに孔雀がいる(野放し)

多宝塔

池の鯉。池にも紫陽花があると思っていたが。なかった

千手観音

ヤギ。食いしん坊

雨引観音の紫陽花1

雨引観音の紫陽花2

雨引観音の紫陽花3

雨引観音の紫陽花4

雨引観音の紫陽花5