ソロキャンプデビューした同僚に突撃インタビューしてきた
はじめてのソロキャンプ(アラフォー男性の場合)
最近、職場の同僚のH氏(御前山在住)がにわかにアウトドアづいてきた。山に登ったり、木に登ったり、バーベキューをしたりと、休日は野外でのアクティビティに夢中なようである。
そんなHが、突然こんなことを言い出した。
H「俺は御前山のアウトドア王になる!」
はて、何のことやらと思っていたら、続けざまにこう言った。
H「ソロ・キャンプ始めるわ」
おやおや。
確かに最近キャンプが流行している。芸能人がYOUTUBEでソロキャンプの様子をアップしていて、その動画も大変人気なようである(羨ましい)。女性が一人でキャンプをするなんてことも、ままあるようだ。
Hは思い立ったら即行動のタイプの人間であるから、そう思ったらあとは早い。
H「ア〇ゾンでキャンプ道具買っちゃったよ」
テントやら何やらのキャンプ道具を7万円ほど買い漁ったようである。
キャンプか、いいな。かくいう私は、キャンプをした記憶がない。幼稚園の行事でキャンプ・ファイヤーをしたくらいか。自然の中でテントを張って、ランタンの灯りで本を読むなんて、素敵じゃないか。
でも、道具にお金がかかりそうだな。山登りはしているけれど、低山ばかりだからテントとか持っていないし。などと、Hに触発されてキャンプについて思いを馳せてみるものの、なかなか実行には移せなそうである。
しかし、H氏は違う。行動が早い。
H「今週、ソロキャンプデビューするわ」
ソロキャンプを始める宣言をしてから、2週間ほどで実行に移してしまうのであった。
Hのソロキャンプデビューの様子は、LINEを通じて知らされた。購入したキャンプ用品の数々、テント設営後の様子、焼き肉、焚火。あれこれと写真が送られてくる。
その写真一つひとつに、浪漫が詰まっているではないか!
これはいい、ぜひ私もやってみたい。そして、現場に行ってみたい。
日曜の朝、Hの写真を見てそう思う。いつまでキャンプをしているかと問うと、もうちょっといるというから、私もHのソロキャンプデビューの現場に行ってみることにした。
場所は茨城県城里町の「道の駅かつら」。御前山の麓にあるこの道の駅は、すぐそばに那珂川が流れていて、駐車場がその河原と隣接している。確かにここではキャンプをしている人たちが大勢いる。
(ちなみに、高萩さんの野菜も販売している)
その日曜も、テントがあちらこちらに張ってあった。Hの姿を探すと、見慣れたHの車のすぐ隣にテントを張っていた。Hを見つけた私は、早速ソロキャンプデビューの様子を聞いてみた。
いつから泊っているんですか?
H「金曜の夜からだね。でも金曜の夜は車の中で寝た。暗くてテント張れなかったの」
昨日(土曜)は一日何をやっていましたか?
H「酒飲んで、焚火して、肉焼いて。酔っぱらって昼寝して。また起きて酒飲んで、焚火して、肉焼いて。ずーっとここでボケーっとしてた。もう何もかも忘れられたね。仕事のことなんてまったく頭になかったもん」
(水の入っているポリタンクを見て)水は持ってきたの?
H「そう。家から持ってきた。でもここでも水汲めるみたいだね。なんだかんだと水使うから、足りなくなっちゃった」
出会いはありましたか?
H「けっこうあったよ!でも大体はおじいちゃん、おばあちゃんだけど(笑)。一人なんですか?とか雨が心配だね、なんて声をかけてくれたりして。彼女いないんです、って言ったら、彼女は作ったほうがいいよ、なんて言われちゃって(笑)。出会いがないんです、って言ったら、出会いは待っているだけじゃ来ないから、自分で探しに行かないと、って説教されちゃって(笑)。入れ替わりでいろんな人が来て面白いよ」
ソロキャンプをやってみて、見いだせたものはありましたか?
H「自然の中で一人になるっていうのは最高だね!」
一人はさみしくなかったですか?
H「さみしかった!周りにソロキャンプやっている人いなくて、みんなカップルとか家族連れだったから、さみしかった!」
そんなんで社会復帰できるんですか?
H「無理だろうね。月曜日仕事行かなかったらここにいると思って!」
それから1週間経った今日。Hはまた違う場所にキャンプをしに行っているようだ(ちなみに仕事にはちゃんときた)。
ソロキャンプの本
- 出版社 : SBクリエイティブ
- 著者 : ヒロシ
- 発売日 : 2022/4/6
- 新書 : 272ページ
- 出版社 : ワニブックス
- 発売日 : 2021/11/12
- 単行本(ソフトカバー) : 111ページ
- 出版社 : KADOKAWA
- 発売日 : 2021/5/26
- 単行本 : 128ページ
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