【イベント】森のシェーブル館のチーズイベントに行ってきた【チーズ】

チーズで世界を巡る Vol.2 国産チーズを楽しもう!~関東近県のチーズたち~

 
森のシェーブル館
水戸の手作りチーズ工房

森の中で、山羊と触れ合い、チーズを食べまくる

 
チーズ。
その言葉を思い浮かべただけで、濃厚な味わいが口の中にじわっと広がる。
固形のままで食べるのもいいし、溶かしてパンなどにつけて食べるのもいい。
ワインやビールのつまみにもぴったり合う。
モッツアレラチーズをトマトと一緒に……なんて食べ方をすれば、気分はもうイタリアである。
 
チーズの食べ方はいろいろあるが、その種類もいろいろあるようで。
モッツアレラ、カマンベールなんてチーズは、食に疎い私でも知っているチーズであるが、他にもゴーダ、ストリング、サントモール、カチョカヴァロ…。
などとぱっと聞いただけではチーズの種類とわからないような名前のチーズもあり、世界には100種類以上のチーズがあるとか。
原料となる乳を出す動物も、牛(ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイス)、水牛、羊、山羊とさまざまである。
 
そのチーズの種類のひとつに、「シェーブル」というものがある。
シェーブルとは、フランス語で山羊の意。
チーズのシェーブルは、山羊乳100%で作られたカマンベールタイプのチーズのことで、山羊特融の個性のある風味が特徴である。

茨城県水戸市には「森のシェーブル館」というチーズ工房があり、そこで2020年2月1日に「国産チーズを楽しもう」というイベントが開かれた。
このイベントでは、関東近県のチーズ工房からチーズコンテストで入賞したチーズを集め販売したほか、試食付きのチーズ講座、チーズ作り体験などが行われた。
 
森の中で、チーズを食べ、チーズを知る。
 
なんだかものすごく興味深いではないか、何よりいろいろなチーズが食べたいではないか!
というわけで、このイベントに行ってきた。
 
イベントのチラシには「チーズで世界を巡る Vol.2」とサブタイトルがあるので、今回がイベント開催2回目っぽい。
そもそもこのイベントを知ったのが、仕事で知り合った方がシェーブル館で働いていて、その人から聞いたのがきっかけで、その方いわく「前回は世界のチーズを集めた」というからタイムスリップできるなら是非とも前回のにも行ってみたいものである。

さて、イベントであるが、チーズ作り体験とチーズ講座はすでに予約でいっぱいとのことで、今回はチーズを買い、チーズを食べることに専念。
だが、その前に施設内で飼育されている山羊を見ようということになり、これから食べるチーズの大元と触れ合うことにした。
シェーブル館で飼われている山羊さんは、基本人懐こいようで触らせてくれる。
でも、中には頭(角生えてる)をぶんぶんと振り回す山羊さんもいて、少し怖い。
少しくらい怖くても、動物がいれば触りたいという衝動は隠せないから、怯えながらも山羊をさすり「これから君たちの乳を元に作ったチーズをいただくよ」とご挨拶を済ませる。
山羊に挨拶した後は、いよいよチーズをいただく。
森のシェーブル館といえば、レアチーズタルトである。
あー、うまい、この味、この味。
このタルトは何度か食べたことがあり(シェーブル館の知り合いさんがくれた)、食べる度になんておいしいものが世の中にあるのだ、と感動していたが、作り立てはまた格別にうまい。
 
タルトの他にいただいたのが、チーズの乗ったパン(名称も写真も忘れた)。
これがおいしいのなんの。
パンがふんわりしていて温かく、そこへチーズのうま味が合わさって、極上のお味。
同行した〇先生(グルメ・女性)も「おいしい」と絶賛していたので、確かなおいしさである。
他の同行者(呑兵衛2名)はワインが飲みたくなりそうなチーズの盛り合わせを食べ、やはり「酒が飲みたい」とぼやいていたが、そりゃあそうだろう。
家では酒をあまり飲まない私でも、ノンアルコールワインでもいいから飲みたくなったのだから。
 
ワインがないなら、チーズティーを飲めばいいじゃない。
会場に売られていたチーズティーなるものを飲む。
これが、コーヒーフロートみたいな感じで、表層にチーズがあり、その下の層にお茶(紅茶?)がある。あまーい表層のチーズとさっぱりとした紅茶が混ざり合って、ちょっと不思議な風味に。おいしい。
 
チーズを堪能したあとは、お土産お土産(自分への)。
お目当てのカマンベールチーズを購入し、家でワインと一緒においしくいただくことにした。
最後に、購入したチーズを被写体に写真を一枚。
 
写真を撮りながら、そのおいしそうな姿に思わずにんまり。
「はい、チーズ!」の掛け声の意味が、わかった気がした。
 
余談。
チーズイベントのあとは、森林公園を散歩した。
落葉した木々がなんとも雰囲気がよい。
そして、森林公園名物の恐竜たちと触れ合う。
写真は、恐竜ではなく「怪獣」のイボゴン。
会敵すると、表皮のイボから毒を発するというからおそろしいが、イボゴン自体はその毒にやられないのだろうか、やはり耐性があるのだろうか。
 

イベント開催場所

名称 水戸市手づくりチーズ工房 森のシェーブル館
住所 茨城県水戸市全隈町1454(水戸市森林公園内)
TEL  029-255-1482
営業時間 9:00~16:30
休刊日  月曜日(月曜が祝日・振替休日の際は翌日)。年末・年始(12月29日~1月3日)

山羊乳チーズ販売期間…6月から11月ごろまで
 
※森のシェーブル館のチーズのチーズコンテストの受賞歴※
ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト
第1回(H10年)…優秀賞 フロマージュ・フレ
第2回(H13年)…優秀賞 サントモール
第5回(H17年)…優秀賞 ゴーダチーズ
第9回(H25年)…優秀賞 カチョカバロ
第10回(H27年)…金賞 サントモール
 
Japan Cheese Award
2014(H26年)…銀賞 カチョカバロ
 
森のシェーブル館
水戸の手作りチーズ工房