ふるうち秋のふれあい祭りに行ってきた@城里町・DOOKIE&FRUTAS

古内茶が生まれた里・古内地区でささやかなお祭りが開催されるというので
(陶芸作家で雑貨屋の岩野さん、かくかたりき)開催日:2021/10/31

10月半ば、城里町の高萩さんからLINEが届いた。

「10月31日に岩野さんが、DOOKIE&FURUTASでミニイベントを開催します。よろしければ遊びにいらしてください」

陶芸作家で雑貨屋さんも営んでいる岩野一弘さんか、久しくお会いしていないな。その日は日曜日だし、行ってみようか。

「私も臨時駅を設け、出張します」

しかも、高萩先生も出展するというのであれば、行かない理由はない。高萩さんはLINEでチラシも添付してくれた。チラシには「ふるうち秋のふれあい祭り」と銘打ってあった。

ふるうち……古内……古内茶。

本来ならば、秋の城里町では「古内茶 庭先カフェ」が開催されるはずだった。しかし、今年はコロナ禍、第5波が夏に猛威を振るったのもあって、イベントは中止に。今回のイベントは庭先カフェほどの規模よりもだいぶ小さいようだけれど、近年の秋は毎回庭先カフェに遊びに行っていたから、秋に城里町へ出かけないとなると少しさみしい気もするので、ちょうど良い機会だと思った。

お祭りの当日、古内地区を車で通ると、辺りに茶畑が広がっていた。去年の秋は、このへんを歩いたっけな。前回の庭先カフェはウォーキング要素も兼ね備えていて、この地区を歩き回り、合間にお茶農家の庭先で古内茶を飲み、お菓子などを食べた。

あー、楽しかったな。てか、あれから一年経つのか!と、時が過ぎるの速度が年々増していることに気付く。歳を取ると……なんてよく言うけれど、本当だ、あれは。

DOOKIE&FURUTAS店内。アメリカ雑貨の他、古内茶などの地域の特産品も売られている。

そんなことを考えていると、イベント会場のDOOKIE&FURUTASに到着。ここは、奇跡の雑貨屋だ。普通、雑貨屋というのは、しかもアメリカ雑貨屋というのは市街地にあるものだ。それがどうだろう、このお店はこんな片田舎に店舗を構えている。

果たして成り立つのか(経営は)。でも、オープンしてから1年過ぎたのだから、成り立っているのだろう。毎日営業しているわけでもないから、どうにかなるもんだろうか(私も週末本屋とかやってみたい)。

駐車場にはテントが立っていて、お祭り感が演出されていた。DOOKIE&FURUTASの駐車場は広いから、イベントをやるにはちょうどよさそう。

城里町の高萩和彦さん。すみません、ピンボケです。

車を停めて、まずは高萩さんにご挨拶を。どうですか~調子は。

「さっきまで混雑していたんですけど、今はひと段落ついたところですかね。パンも売っていたんですけど、全部売れてしまいました」
高萩さんのブースには、当然野菜が置かれていた。それと、野菜の駅も。

野菜の駅の臨時駅。

「臨時駅です。根本さんが作ってくれました」

城里町の根本(樹弥)さんは、ほんとうに器用だ。野菜も作るし、料理も作る。その上D.I.Yもこなしてしまう。高萩さんと少し喋った後、雑貨屋の中に入ると、岩野さんがいた。

陶芸家・火翁窯の岩野一弘さん。

あれ?岩野さん痩せました?

「そうなんですよー、こっち来てから30kgは痩せましたね」

マジか、30kg!
では、痩せた記念に写真を一枚。

「働き過ぎですかね」

と岩野さんは言うが、私は働いても働いても痩せないぞ。職場でお菓子食べながら仕事しているせいだろうけど。

お二人に挨拶をした後は、外に出て会場を見て回った。会場といっても、テントが3つくらい立っているだけの小さな小さなものだが、その手作り感満載な感じが温かみがあっていい。

前回の高萩さん取材で初めてお会いした平賀石材店の平賀さんも出展していて、お香の販売とワークショップを開いていた。平賀さんの楽しいトークを堪能し、お香をいくつか購入した。

イベントの滞在時間はほんの30分ほどだっただろうか。それでも、こうして人とおしゃべりしながら地域で作られた物を買うのは楽しい。一般のお店ではあまりできない体験だ。規模は小さくても、得られた楽しさは大きいイベントだった。

イベントで振る舞われたお茶請け。

 

イベント開催後、高萩さんにLINEで感想を聞いてみた。
「やさいの駅としても出店した甲斐がありました。お客の半分以上が町内で、やさいの駅を宣伝できました。それに、野菜の駅の出張というスタイルは当初になかった構想で。実際の姿を見せることで、野菜の駅ネットワークを広めることができたのでは。今後には演出にも力を入れたいですね(駅長コスプレや、陳列を列車風に見せるなど)」

高萩さんがコスプレ!期待しております。

それと、主催者であったDOOKIE&FRUTAS・岩野さんにはメールで何かコメントくださいと伝えたところ、ものすごい長文をいただいたので、以下、要約。

まずは、このお祭りを開催するに至った経緯を。
「年2回開催の古内茶庭先カフェや地域の夏祭りも今年はない中、地区の方や外部の方と親睦を深め、少しでも次に繋がるような事が出来ないか、町内の子供たちやその親も含め楽しめる企画を立てられないかと思い、町内の方々と相談しながら準備を進めてきました」

このイベントの目的は?
「DOOKIE&FRUTASは古内茶や城里町のPR、多世代交流推進を目的に立ち上げられたお店です。11月から営業曜日が拡大し月・金曜を除く14:00~18:00に営業する事となり、情報の浸透を図ると共に、外部からの来場者も含め、楽しい場所として認識していただき、定期的に来店いただいたり、より一層親睦を深められたらと考えて開催を決めました」

開催してみてどうでしたか?
「子どもたちには来場特典として瓶コーラまたは店内販売のお菓子を無料配布の他、一部雑貨をプレゼントしました。高萩さんや平賀さんと手分けをしてチラシを置いてもらえる場所を探したり、声掛けをしてもらったりした結果、200名ほどの人に来場してもらえました」

今後の開催予定は?
「開催後に高萩さんや会場運営メンバーと意見交換した際に、時々こういう催しがあっても良いのではないかとの意見が多く見られた為、また状況を見て開催するつもりです」

とまぁ、こんな感じで、私が職場の上司へ提出している報告書や会議の提案書よりもずっと素晴らしい内容だった。(本当はもっといろいろ書いてくれていますが、割愛。すみません)

当日お会いした高萩さんや平賀さん以外にも、上古内の区長さんや鹿島神社の鯉渕さんなど、地域の方々の協力があっての開催だったようで。このような地域イベントを「元気な民間・個人でやろう!」というのが、岩野さんの考え方。自由に、無理なく、継続するのが大事だという。

近年、世の中にはSDGsが広まって「サステイナブル」という言葉も定着してきた。「サステイナブル=持続可能」は、人と自然に無理のない状態でなければ成り立たない。

「秋」が深まり、茨城でも木の葉が鮮やかな色に染まった。季節は進んでも、何事も「飽き」ずに続けることが大事なんだな、と思った。

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