【栃木県】あしかがフラワーパークのイルミネーション

日本三大イルミネーションの一つ「あしかがフラワーパーク」のイルミネーション「光の花の庭」を見てきたのだが(2021/12/11)

「日本三大イルミネーション」というものがあるらしい。長崎県佐世保市・ハウステンボスの「光の王国」、北海道札幌市の「さっぽろホワイトイルミネーション」、そして、栃木県足利市・あしかがフラワーパークの「光の花の庭」がそれにあたる。

人間何かと3つに絞りたがって「三大なんちゃら」とやりたがるが、これは何なのだろう?という疑問はさておき。この三大イルミネーションのうちの一つ、あしかがフラワーパークのイルミネーションを見てきた。

まぁ、12月だし、イルミネーションの一つや二つは見ておきたいし、家族にも見せておきたいところだし。あしかがフラワーパークのイルミネーションは友人から「すごい、キレイ!」と聞いていたし、足利市は茨城県のお隣栃木県にあって割と近いし、去年は近場の日立市駅前のイルミネーションで済ませてしまったし。何より、ツレのM子の「すごい!キレイ!」と喜ぶ顔が見てみたい。

いたるところにあしかがフラワーパークのイルミネーションを見る理由が見つかったので、見てこよう!ということになった。

さて、このイルミネーションだが混雑することは容易に想像がつく。茨城あたりの花火だとて、開始時間に合わせていけば行きも帰りも大渋滞で、時間とエネルギーを無駄に消耗するだけだ。なので、ちょっと早めに現地に行くことにした。

夕暮れ時の「光の花の庭」。

あしかがフラワーパークに到着したのは、16時。15:30~が夜の部開園だったので、ほぼ狙い通りの時刻である。この頃道路は渋滞なし。フラワーパーク間近で少しの渋滞があったようだが、少し遠くにある美術館の駐車場が臨時駐車場になっていて、そこに停めたので渋滞は回避できた。

園内に入るころには薄暗くなってはいたが、イルミネーションが本領発揮するにはまだ明るいから園内を散策して時間を潰す。すると出くわすLED版「藤の花」。これが見事で「おー!」「すごい!」と一人声をあげて喜ぶ私。それに「うん」とあっさり答えるM子と「きれいだね」とさっぱり答える子どもたち。

新調したカメラの試運転をしたが…うまく撮影できず。

フラワーキャッスル。

なんだ? この意外な塩対応は? ならば、これならどうだとフラワーキャッスルに連れて行く。ここは城にも登れるようで、順番待ちの人が長蛇の列を作っていた。

あたりはだいぶ暗くなり、イルミネーションの光もここぞとばかりに瞬き、煌めく。それにあわせるように、客の数も多くなり、あたりは人、人、人。

「よし、登るか?」と問うと「混んでるなー」とまたしても冷めた対応。「ひかりのふじのはな物語」に行っても同じく。

普段から冷めた子どもたちはまだしも、M子、お前までも……。去年の日立のイルミネーションはもっとはしゃいでいたではないか……。

「見るの2回目だからねー」

そんなものなのか、よくわからん。

子どもらの「疲れた」コールも手伝って、せっかくの日本三大イルミネーションだったが、1時間ほど滞在しただけで足早に去ることになった。

私たちの帰るタイミングで、来園する人の多いことといったら!進行方向とは逆に歩いてくる人がぞろぞろ、ぞろぞろ。車もフラワーパークめがけて大渋滞。M子から「すごい!」「きれい!」を聞くことはできなかったが、渋滞に巻き込まれることなくイルミネーションを見ることができたのは、ラッキーだったかもしれない。

帰り道。

高速道路から皆川城址のイルミネーションが見えた。
小さな山に「城山」と光で描かれた文字が浮かび上がっている。

「すごい!キレイ!」
この日初めてM子が言った。